ノーベル文学賞シンガー ボブ ディラン(Bob Dylan)の
初期の5年間を切り取った映画「A COMPLETE UNKNOWN」を見てきました。

60年代のニュヨークでディランと共に生きている気分にさせてくれる
本当に感激した映画でした。
ボブ ディラン、ジョーン バエズ、ピート シーガー、ウッディ ガスリー、
登場人物(役者)が全て自らの声で歌い、ギターやバンジョーを弾いています。
特にティモシーシャラメのBob Dylanは、若き日のディランそのものでした。
ディランが「風に吹かれて」や「Don’t Think Twice, It’s All Right(くよくよするなよ)」
などの反体制的なフォークソングから
ニューポート・フォーク・フェスティバルにおいて
「Like a Rolling Stone」で一気にロックに変わりブーイングを受けながらも
瞬く間に支持を受ける瞬間までが描かれています。

ガスリーを創業する時、会社名を「ガスリー」にするか「シーガー」にするか
迷った憶えがあります。どちらも響きは良いですが、初期のディランの
あこがれWoody Guthrieからガスリーに決めた事が懐かしい。
ディランが自嘲的に語りかけている「A COMPLETE UNKNOWN」は、
「Like a Rolling Stone」の一節にでてきます。
Like a Complete Unknown Like a Rolling Stone
全くの無名で 転がる石みたいで
若かりし日のディランの感性や人生観みたいなものを
改めて感じました。もう1回見に行こうかな!